なんか、エラそうなタイトル付いてますが…
私自身、人物を撮るのは初心者です。ましてや、綺麗なお姉さんを目の前にして写真を撮らせていただくなんて事は、そう滅多にあるもんじゃありません。本気モードで最初からお姉さんをも撮る目的で出かけたのはこのオートサロンが初めてです。
そんな私が体験した、オートサロンでのお姉さんの撮り方で気付いた点などを書こうと思います。あくまでも「オートサロンで」限定です。他にモーターショー関係も応用が利くとは思いますが。
1)探す
まずは被写体を探す事です(笑) 当然ですが。
お姉さん方は大きく分けると2種類…「種類」って言葉は適切では無いと思いますが、敢えて分かり易い表現という事で使います。
A) カタログや販促物を配ったり、ブースで受付をしているお姉さん
B) ブースやステージで車の横や前などに立ってポーズをとり、写真撮影するヤロー共の被写体になるお姉さん
なかには前回の記事で書いた南西さんのようにA、B両方の役割をこなす方もいらっしゃいます。
どっちが撮り易いか?
私の場合はBオンリーでした。
なぜか?
群がってるカメラの数が違います。
Bの方は被写体になる事が仕事です。撮る側は周りに沢山います。その中に紛れて撮ればいい。
片や、Aの方は被写体になる事ももちろん含まれてるとは思いますが、どちらかというとメインは配ったり、受付業務だったりするわけです。その合間を縫って撮らせていただく。黙ってカメラ向けると何となく感じ悪いですよね?そうすると必然的に声をかける事になる。「写真撮らせてもらっていいですか」とかね。私にはそのハードルは超えられませんでした。恥ずかしいって気持ちがあって無理でしたね。撮る側はBに比べて圧倒的に少ないです。今後回数を重ねれば慣れるのかもしれませんが ← 行く気満々だな、ヲイ!www
なので、Bの方の探し方…もうお分かりだと思いますが、人が群がってる所があったら必ずそこにいます!(笑)
たまにフェイントがありますが。私の場合は行ったら、哀川翔さんだったとかw いや、いいんですけどね、芸能人ですしそこそこ有名ですし、一世風靡セピアの頃から知ってますし…けど、被写体にしたい対象ではありませんでしたのでとっとと他行きましたけど。
とにかく人が群がってる場所があったら取り敢えず、行け!(ミス・パイロットの「飛べ!」調で。分かる人にしか分からないw)歩いてりゃ必ずどこかしらあります。
ステージを構えてるようなところは、いつお姉さん方が登場するのか、イベントのタイムテーブルを貼り出してるようなところもあります。日野自動車さんなんか凄かったですよ。イベント用のステージがあってブース前の通路を挟んだ向こう側に人がびっしり並んで座ってるんですよ。ステージやってない時ですよ!ステージ上でのイベントが始まるまで待ってやがる!
イベントやってる最中に通りかかった時があったんですが…あまりの人だかりに見ようとする気力も失せました。ってか、どう頑張っても見えねー!www
こんな時用に秘密兵器を持って行ってはいたんですが、結局アホらしくて使いませんでした。その秘密兵器とは?これはまた別の記事で書く予定です。
日野自動車さん、何がそんなに凄かったのかってオートサロン関係のニュース掲載してるところを見たんですが、どうやら水着着たお姉さん方が踊ってたようで…なる程ね。モーターショーとは違ってオートサロンは過激な部分があります。車もノーマル車じゃありませんし、お姉さん方も凄い衣装着た方々がいます。中には、これ18禁だろ!って衣装も(笑)
そういうとこはより一層人だかりが凄い!まともに見るにはステージが終わった後で次のステージまで待ってないと無理ですね。お姉さんだけを撮りに行ってる方だったらいいんでしょうけど、私は車も撮りたかったのでそんな待ってる無駄な時間はありませんでした。
2)視界を確保する
さて、被写体は見つかりました。お姉さん方は一人から数人います。撮る側は人だかりです。そんなところで普通にカメラ構えても…
当然こうなりますわな。私はこれを「ヘッド・ブロック」と名付けてます。「ヘッドロック」じゃ無いですよ、「ヘッド・ブロック」
2枚目の写真程度だったらトリミングで何とかなるんじゃない?まぁ、それでいい方はそれでいいでしょう。けど、私はやっぱりノートリミングでいける写真が撮りたいんですよ。
※よく見たら…モデルさんの顔の右側にあるのは前の人のカメラのバリアングル液晶ですね。後ろに飾ってある額縁かと勘違いしてました。これじゃトリミングしても無理だわwww
そうすると、もっと前の方に行かなきゃいけないですよね。
ですが…これが結構難しい。
人をかき分けて強引に前の方に入ってく方もいますが、これはやめましょうや。
前が空くまで待ちません?前にいて撮ってる方も、終わったらどきましょうよ。お行儀の良い方ばかりでは無いのでここら辺は難しいとこです。
なので、どきそうな人を見極める必要があります(笑) 簡単じゃないですよ。その場で洞察力をフルに働かせる必要あり。
逆にどきそうも無い人を避けるってのも手かもしれません。お姉さん方がいなくなるまで絶対にどかない連中がいますから。
(フラッシュ無し)
動画撮ってる奴ら。ビデオカメラでもデジイチでもコンデジでもスマホでも…動画を撮れるものが増えて来た影響。こいつらは絶対にどきません。だって、ずっと撮ってんだもん!
あと、特定のレースクイーンの方とかモデルさんのファンと思しき奴ら。
こいつらも絶対にどかない。写真撮ってない時はそのまま突っ立ってたり、RQさんなりモデルさんなりが近付いてくると話しかけたり。多かれ少なかれ面識はあるんでしょうね、モデルさんも応じたりしてる時がありますから。で、どかないからこっちはそいつらの頭を避けて構える訳ですよ。いい感じにファインダーで捉えていざシャッター押すと…こいつらキョロキョロと辺りを見回したりするんです。うまい具合にシャッター切るコンマ何秒ってタイミングで邪魔しやがる(笑) もちろん、当の本人達は邪魔してるなんて微塵も思ってませんけどね。
ま、こういう連中がいたら、もう避けるしかありません。必ず空く場所はあります、普通は。ここら辺は入間の航空祭よりマシです。ただし、モデルさんの衣装が過激なところはさに非ず。そういうのを撮りたい方は根気よく待つしかないでしょうね。数十分単位から1時間程度は覚悟しといた方がいいです。
必ずしも最前列である必要はありません。人垣が出来ていようと相手は人間です。頭と頭の間に空間は必ず出来ます。その間からレンズ向ければいい。よほど広角のレンズ使って無い限り最前列の人達の頭は避けられます。前の人の雰囲気を捉えましょう。どきそうになかったらいつまで待ってても無駄。お姉さん方もずっとそこにいる訳ではありません。一旦諦めて他に行き、また別のタイミングで戻ってくるとか、そうした方がいいです。
3)撮る
視界が確保出来たら撮りましょう。
お姉さん方はプロです、撮られ慣れてます。特に何も言わなくても目線合わせてくれたり、ポーズをとってくれます。
頭の上に空間がある写真は、これ以上カメラの角度を下げると前で撮ってる人が写り込んじゃうから(笑)
サービス精神旺盛なお姉さんだと、正面方向だけじゃなくて脇の方まで気にかけてポーズとってくれる方もいます。この方なんか、私真横の一番端っこしか空いてなかったのでそこでファインダー覗いて構えてたら、ポーズとってくれちゃいました。展示物に思いっきり邪魔されてますけど(笑)
お姉さん方は可能な限り万遍なく向きを変えたりして目線が合うようにしてくれますが、撮影者側でタイミングが合わなかったりする事も多々あり。ここら辺は撮影する側の腕次第って事になります。でも、目線バッチリじゃ無くても色んな表情を捉えるのもいいんじゃないでしょうか。
あと、うまい具合に最前列の方に行けたとしても、ちょっと遠いなとかこっちまで向いてくれないな、なんて時もあります。
(フラッシュ無し)
そういう時は素直に位置を変えましょう。一旦離脱して、また位置を変えて前の方に行くのがしんどいですが…
4)最後の手段
人垣が凄くて視界が確保出来ない、前に行けない場合の最終手段(笑)
腕を伸ばしてお姉さんがいるであろう方向に向けて撮る。
こういう時だけバリアングル液晶やチルト液晶を搭載した他社のデジイチが羨ましくなりますw
PENTAX K-3で撮る場合にはこれらの便利機構はありませんから、「勘」が全てです。腕を高く上げて、親指AFでピントを合わせ、シャッターを切る。
合焦音とか音関係の設定は全てオフですよ(笑) 私、あれ大嫌いなんです。全く必要性が無いのにオンにしてピッピピッピやってる人っているじゃないですか。そりゃ、静かなスタジオでモデルさん相手に1対1でとか、モデルさん複数でもカメラマン一人とかの状況だったら、音で合図とかモデルさんが動きのタイミング計るとかだったら分かりますけど、そういう時以外の場面では要らないと思うんですよね。特にこういう展示会でカメラがうじゃうじゃいるような場合は全く不要だと思ってます。ま、人それぞれなんですが。
で、K-3の場合、私は腕を伸ばして親指AFで指と手の平の感覚をフルに使って合焦を「感じる」ようにしてます。ただの勘ですけど(笑) でも、それでも何となく合ってくれちゃうんですよ。カメラの性能がいいから。
上の2枚の写真、私が立ってる位置からだとモデルさんは全く見えてません。人の頭が無数に見えてるだけです。とりあえず撮って確認して、もっと撮りたかったら前に行く努力をするか、また別のタイミングで戻ってくる。撮れなくてもいいやと感じたなら、とっとと離脱して他を回りましょう。
5)フラッシュ(ストロボ)
ストロボって言い方は古いの?私は何の違和感も無い世代ですが。
フラッシュは必要?
私も一日目はフラッシュ無しで撮ってました。
会場の照明は場所によってマチマチです。光量が充分なところもあれば、暗いところもある。フラッシュ焚いた方がいいよなぁと思う場面が何回もあったので、2日目は外付けフラッシュを持って行きました。
※文中、フラッシュとストロボって言葉が混じってますが、言うまでもなく同じです。単に私の中で文章内での響きでどっちがいいかってのを判断して使い分けてるだけです。
PENTAX オートストロボ AF360FGZ。なんで持ってんだ?www
私の今までの撮影スタイルだとストロボ使う撮影なんて皆無。なのになぜ?
2年ちょい前に使うかな?という機会があり、念の為に買ったものの、全く使わずに終わってしまった。テストで光らせただけで、カメラにさえ取り付けてない状態で…ずっと押し入れにしまってました(笑) ようやく日の目を見る時が!
でもね、4ヶ月ほど前にバージョンアップしたんだよね。防塵防滴になり、左右方向への首振りも出来るようになったオートフラッシュAF360FGZ IIが発売されました。私が旧型買った時と同じぐらいの値段で新型が買えちゃうんだよねぇ。しまった…ちょっと後悔。けど、新型に買い直す余裕も無いし。旧型の買い取り価格一応調べてみたら、5千円でした。だめだ、こりゃ。
この記事に載せてる写真は、写真の下に「フラッシュ無し」と記載してるものと車の写真以外は全てフラッシュ使って撮影してます。
フラッシュ撮影も初めてでした。行きの電車の中でマニュアルさらっと読んだだけで、とりあえずP-TTLに設定しときゃいいかってな感じで。結果、見ての通りで背景が暗過ぎ?狙って背景を暗くしたのでは無く、単純に調整が出来てないだけです。カメラ側はAvモードでフラッシュ側がP-TTLで固定してました。
フラッシュ撮影で気付いた点:
・シャッタースピードを調節しないとダメだな。TvかTAvモードにして調整すべきだった。
・ISO感度も調整した方がいいかも。
・状況を見てカメラ側のモード、SS、絞り、ISO感度の調整をした方がいい。この辺は経験積まないとダメですね。
・連写が出来ない!露出ブラケットで3枚撮りしてましたけど、1枚目だけ光ってる。
・バウンスなんか出来ない。
・直射が多くなるので、使い方違うけど、ディフューザーの類いは付けよう。私はシャワーキャップ型のを付けてました。直射とは言え、まともに直でお姉さん方に向けて光を放つよりは幾分マシでしょ?
・ディフューザーやソフトボックス的なもので巨大なの付けてる人がいるけど、邪魔だなぁ。
・車をフラッシュありでうまく撮るのはお姉さん撮るより難しい。
ん〜、フラッシュ撮影も今後色々とやって覚えていかないとダメですね。
やりたい事いっぱい、買いたいモノいっぱいw…どうなってしまうんだろうか?
あと、人物撮る場合に縦位置での撮影が増えてくるんですが、カメラのホットシューにストロボ付けた場合、縦位置にすると当然ストロボはカメラの横にきます。そうすると、ファインダー上では「ヘッド・ブロック」も無く、「よっしゃ!」と思ってシャッター切ると…
うお!光が!
私はこれを「フラッシュ・ブロック」と名付けてます。
カメラの上の空間は空いてるので、普通にカメラ横向きの状態だと「フラッシュ・ブロック」される心配は無いんですが、フラッシュがカメラの横に来ると、タイミングによっては前、左右の人の頭に邪魔される。
「フラッシュ・ブロック」を回避するには、カメラを縦位置にした場合でもストロボをカメラの上に持ってくる必要があります。この方法がまた色々あって、それだけで余裕で一記事書けてしまうのでまた別の機会にでも。
6)レンズ
PENTAXユーザーに多い?単焦点派。私も何本か持ってます。
オートサロンでお姉さん方だけ目当ての人は単焦点でもいいと思います。
smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM
F1.4 SS1/100 フラッシュ無し
あいにく前にいた人に左下をブロックされちゃいましたけど、まぁ、これはこれで写りもいいし、背景もボケてるし、いいんですが…
一部分しか切り取れないんですよ。お姉さん方と違って、車はやっぱり全景も撮りたいじゃないですか。後ろに下がればいいじゃん!と思うでしょ?
下がったら最後、前に人に入られて撮るどころじゃなくなります。車との距離も場所によってマチマチですし。そうすると、ズームが一番。単焦点のレンズいちいち交換してるヒマなんてありません。私みたいにカメラボディ1台しか持ってない場合は特にそうだと思います。お姉さんと車、効率よくどちらも単焦点で撮りたい場合はあらかじめ綿密に回るルートとか、いつお姉さん方が登場するのかとか、前もって調べておく必要があります。お姉さん方が登場するタイミングなんて分からない場所が多いですから、ここはキッパリ、切れるところは切る。私の場合は単焦点での撮影を切りました。
使用したのは去年のモーターショーでも大活躍したsmc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM。これ一本で大体イケます。もうちょっと長いのが欲しいなって場面もあるにはありましたけどね。
持って無いので写りに関してはどうか知りませんが、smc PENTAX-DA17-70mmF4AL[IF]SDM や smc PENTAX-DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRでもいいのではないでしょうか?あるいは互換レンズメーカーの同じような焦点距離のものとか。最低でも広角側は18mmあれば大丈夫です。21mmまで行っちゃうとちょっとキツイ場面も出て来ると思います、撮り方次第でしょうが…
金が無い無い言ってる割には持ってるのスター(★)レンズばっかりじゃねーか!ってツッコミもあろうかとは思いますが(笑)…
今までの失敗から学び、かつその時点で出来る限り安く買える努力をしてるからです。
その昔、価格の安さからシグマの70-300mm F4-5.6 DG MACRO(しかもAPO無し)を購入しました。ある程度使ってると、もっと画質が良くて綺麗に撮れるレンズが欲しい!と思うようになります。APO付きを買ったところで満足出来るとは思えませんでした。他のレンズも調べましたが、イマイチ。なら、いっその事一番いいの買っちゃった方がいいんじゃないか?
PENTAXだとこのクラスはsmc PENTAX-DA★60-250mmF4ED [IF] SDM。PENTAX APS-C用レンズの最高峰、スターレンズシリーズの一本。価格にして10倍以上の差があります。軽く10万超えるシロモノですから怖かったですよ。でも、この先もずっと写真は撮り続けていくだろうし、他に買ってまたしばらくしたら別のレンズを買っていくより、これ買っちゃった方がいいだろ。何せ、これ以上のものが無いんですから!って事で腹くくって買いました。もちろん、長期ローンを組んで(笑)
結果・・・
やっぱ、スゲーよ!私でも分かるほどの画質の差。この時からレンズはまず、スターレンズを考えるようになりました。上記の70-300なんか、買い取りさえしてもらえないんですから…値段が付かない。なので、結局は無駄になっちゃうんです。長期的に見て無駄を無くす。PENTAXですから、Limitedシリーズもあって、つい最近もHD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WRなんていうシリーズ初の防塵防滴ズームが出ましたけど、これは買わない(買えないと言った方が正確かw)。持ってるDA★16-50と焦点域が被るから。
このDA★16-50は円高の時にアメリカのB&Hから買いました。これにプラス、バッテリーD-LI901個と送料$40ぐらいで合計日本円で約7万でした。この時ばかりは海外なので分割とかローン組む事は出来なかったのでカード一括で購入、後にカード会社の方でリボ払いに変更出来るのは知ってたのでリボwww リボにしても日本で買うより安かったんですよ、当時は。
よく、ズームは所詮ズーム、単焦点にはかなわないなんて言う人がいますが、ほんとにそうなの?私は甚だ疑問。
それに、こういう展示会で作品になり得る写真を撮る訳じゃないんだから。勘違いしちゃいけないのは、作品(注:例えです)はお姉さん方や車そのものなんですよ。それらを如何に綺麗に撮るかだけを考えればいいんです。背景のボケの美しさとか、そんなものを気にしたってしょうがないでしょ?お姉さん方や車の美しさ以上のものなんて撮れっこ無いんだから。特にこういった環境ではね。あくまでも私見ですが。
ずいぶんと長い記事になってしまいましたが、この辺で…
※写真は全てPENTAX K-3撮って出しJPEGをトリミング無しでリサイズ、圧縮かけたものをアップしてます。
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