昨年(2015年)のPeak DesignのKICKSTARTERプロジェクト「The Everyday Messenger」。経緯や結果に関しては以前の記事で書いた通り。
→ 書きました(2016/2/7)。PeakDesign、カメラバッグ出したってよ(3)
期間中にとんでもない隠し玉を出して来やがったくれた!
これに関しても以前の記事を参照下さい。
どんなモノかは、以下のビデオ見れば一目瞭然。
まぁねぇ〜、焼け石に水だって事は重々承知してましたけどね。果たしてPeak DesignにPENTAX Kマウント版の必要性を認識させる事が出来たのかどうか…
多分、出て来る事は無いと思うよwww
もし万が一出て来るとしても、一体いつになる事やら…
で、そんなん待ってられない性格の私。無理ですw
他に手っ取り早く実現できる方法があるので、そちらを試そうと、Lens Kitを購入。Capture LENSはCaptureのStandard版(プレート無し)にLens Kitが付いた製品。私はCaptureを既に4個(初代、限定版含め)持ってるので今さらStandard版は不要。コレクターじゃ無いし。使わない物を買ってる余裕など無い。
このレンズのアタッチメント、対応してるレンズは:
現状この3マウントのみ。なので、3つのモデルがある。
今日び、マウントアダプターなるものが各社からわんさか発売されてる。例えば、A社レンズをB社カメラに取り付けられるようにするとか、同じA社のレンズでも規格が古いものを最新のA社カメラに取り付け出来るようにするとか。その為のアダプター。
このマウントアダプターをかませば、PENTAX Kマウントでも取り付け出来るという訳。
このやり方ならどのマウント版を買っても、対応するマウントアダプターを調達すれば付けられるから、好きなのを選べばよろし。
私は…
CanonやNikonのデジイチを実際に買う事は無いと思う。PENTAXから買い換えるほどの決定的なメリットが見出だせない。
Sonyは今や大っ嫌いなメーカーだけど、もし万が一PENTAX以外のレンズ交換式のカメラを買うとしたら上記3社の中で一番可能性が高い。理由は単純にミラーレスのフルサイズってとこだけ。
『一眼レフ』のフルサイズはPENTAXからも今年(2016年)出る予定なので(買えないけどねw)、同じカテゴリーのキヤノン、ニコンは買う意味が無い → 面白味が無い。で、残るのがソニーのみなんです。
なので、後々の事を考え、Lens KitのSONY版を購入。今回届いた、The Everyday Messenger関連の3個口荷物の一つにSlide Liteと共に入ってました。
Lens Kit本体はこんな感じ。ソニーのレンズ持ってないので噛みあわせの精度とかは全く分かりませんが。
マウント・キャップはPDのロゴ入りです。化粧箱から出したままの状態で撮ってるので若干ほこりが付いてますが、ここら辺は気にしてはいけませんw
マウント部分にしっかりと嵌まります。ただし、これはねじ込んで閉めるだけなのでロックはされません。反時計回りに回せば簡単に外れます。
Captureに嵌めるプレートの部分はガラス繊維強化ナイロンです。簡単に言うと、その他の黒い部分もそう。
耐久性もほぼ問題無いと思います。実際に長期間使ったわけでは無いので断言は出来ませんが、相当強そうだってのは持ってみると分かります。
さて、モノは届きました。あとはマウントアダプターですね。
今や千円以下のものから数万円のものまで多種多様にあります。ヨドバシ等の量販店でも大きい所だとショーウィンドウの中に沢山展示されてます → ただし、こういうところでは安価なものは置いてません。
マウントの違うレンズを別マウントで使えるようにするアダプター。
って事は、機能はほぼ同じでピンからキリまで値段の開きがもの凄く大きい商品って事???
実はそうです。※1
その価格の差は、精度、材質、品質、耐久性、信頼性、等といった実際に使ってみないと分からない部分だったりします。それらを重要視するのであれば高価な方を選択するでしょうし、気にしないのであれば安価な方を選ぶでしょう。
(※1:ほんとは他に様々な要素での差がありますが、私自身解説出来るほど詳しく無いので割愛。マウントアダプターは本来カメラに付けて使うものですので、そこら辺で違いが出て来ます。)
今回私は、Lens KitのE/FEマウントにPENTAX Kマウントレンズを付ける目的だけの為のアダプターを検討しました。カメラに直接付ける事は無いです。SONYのα持ってないしw 単純にレンズホルダーに付ける為だけに欲しい。
なので、一番安く手に入るものを選びました。とは言え、最低限の基準はありました。
私の選択基準:マウントアダプターを多種製造・販売しているメーカー品。
ほぼ中国メーカーの中国製になりますが、ここは妥協。付けられればイイやって感じです。金かけたくも無いし。カメラに付けるマウントアダプターとしては絶対に選びませんけどね。
選んだのはFOTGA PK-NEX。Amazonで1,060円(送料込 ※2016/1/11現在)で出品されてるものです。この程度だったら仮に失敗しても笑えるので。ただ、この出品者が有名メーカーのパチもんを多く出してる業者なんだよねぇ。Peak Designのパチもんまで出してるとこだから、パチもんの可能性はあり。ま、FOTGA自体が中華メーカーなんでハナから信用してませんけどw
注文入れてから届くまで15日かかりました。中国から発送されてます。中には箱がそのまま。
中身を取り出します。
(左:PENTAX Kマウント側、右:SONY E/FEマウント側)
これをLens Kitに装着すると…
あらま、ちゃんと嵌まりました! ← 当たり前かw
ロックもちゃんとされてます。Lens Kit側の赤いボタンを押して回さないと外れないようになってます。ただ、回転方向に若干の遊びがあります。ほんのコンマ数ミリ程度だと思いますが。
この遊びはLens Kit側の問題なのか、FOTGAの方なのかは私には判断出来ません。SONYのαがどうなってるのか知らないですし、検証出来る実機もありませんし。ま、でも普通に考えればカメラにレンズを取り付けた時には遊びなんて無いハズですから、PD Lens Kit、FOTGAマウントアダプター、どちらかに軽微な問題がある事は確かです。
私の場合は単なるレンズホルダー用途ですから、この程度の遊びは問題無いです。
では、PENTAX Kマウントレンズを付けてみましょう。
怖いので壊れてもいいようなオールドレンズでまずは試してみましたw
ちゃんと嵌まりました〜!w
Kマウント側はピッタリです。遊びは全く無し。てか、無さ過ぎて・・・レンズ外れねーよ!
うわ、マジか!!!
落ち着け!
まずは、ロックをリリース、リリース…
上の左側の写真のアダプター部分に出てるシルバーの突起、これがリリース用レバーです。このレバーをマウント側(写真で言うと左側)に押し込みつつ、レンズを反時計回りに回す。
押し込みました。が!レンズが回らねー!!!
不良品かよ!
3回ぐらいですかね、突起を押し込んでたら…ガバッとレンズが回りました。
アブねー。危うく、レンズ1本を永久Eマウント化するとこだった。
どうやら、リリースレバーの押し込みが渋くなってたようで。グリス?またはスプリング?の軽い固着が起こってたような感じ。レンズ外したまま何回か押し込んでたら治った…ような気がするw
安物なので、こういうところの安心感というモノが無い。博打みたいなもんです。安心感が欲しければ、中国以外のメーカー製を選ぶべきです。高価にはなりますけどね。
私は、カメラに付けるマウントアダプターは純日本製の宮本製作所、RAYQUALブランドを選びます。最近では使う機会が無いですが、以前はM42レンズを使う時はRAYQUAL M42-PKを使ってました。
さて、リリースレバーに若干不安なところはありますが、このFOTGAのPK-NEX、ものとしては結構しっかりと出来てると思います。材質は金属(種類は不明w)ですし。レンズホルダーとしては強度は充分だと思います。DA★55も付けてみました。
さらに…Lens Kitに同梱されてた、ソニーEマウントのマウントキャップ。このキャップがそのままマウントアダプターに使えちゃいました。これはラッキー?
失敗した場合の事を考えて片側分しか買わなかったので、もう片側分を新たに発注しました。
1,060円✕2=2,120円でKマウント化成功です。
安価な追加費用で手っ取り早くKマウント化するにはこの方法しか無いのでは?
ただ、強引にKマウント化してますので、Lens Kit本来の利便性は多少失われます。
頻繁にレンズ交換が必要になるシーンでは、たとえ上記の問題があるにせよ、充分に有用なアクセサリーである…と、私は思います。
私自身、今までレンズ交換したいなって時にバッグから出して交換する時間が勿体無くて交換しなかった場面がいくらでもありますから。それが、全部では無いにせよ、解消できるのはスゲー嬉しい。
Peak Designさん、Kマウント版頼むよ〜!w
Hey you! You folks at Peak Design, if you ever gonna reach this blog post…
Please, please, do consider making “PENTAX K mount” version of the Lens Kit!
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