バリアングル液晶・・・PENTAXデジイチのユーザーの中では登場を待ち望んでいる方が多数。かくいう私も必須では無いけどあれば便利だよねとは思ってる一人です。
ご存知の方も多いでしょうが、2013年10月8日にPENTAX K-3が発表になりました。前日にUSのサイトにフライイングで情報が載ってしまったてなハプニングもありましたね。
スペックだけ見ると、前機種のK-5II/IIsの中身を一新、APS-C機では最強なんじゃないか!と思うぐらいのスペック。ここら辺の詳細はリコーイメージング株式会社サイトのK-3のページや既に詳しい方々が色々とブログ等で書いてらっしゃるので私は書きません…と言うか、書けません。カメラはもちろん好きですが、メカ等には詳しくありません。カメラそのものよりも、写真撮る方が好きなので。実機もまだ無いですしおすし…
でも、ま、ちょっとだけ(笑)
私が一番注目したのはローパスセレクター機能ですね。私が言うまでもなく、K-3に搭載された世界初の機能/機構なので誰でもが注目する機能ですがw
実装の仕方がまさに『変態』!www
だから好きなんだよな、PENTAX。他がやらない事をやってくれるので。この実装方法は他社には絶対に真似出来ないですよ。
さて、そのK-3発表と同時に専用アクセサリーとしてひっそりと登場した『FLUCARD FOR PENTAX 16GB「O-FC1」』。無線LAN機能を内蔵したSDHCカードです。この手のもので一番有名なのはEye-Fiでしょうね。私もPro X2を使ってます。
他にも日本の東芝発FlashAirや通常のmicroSDHCカードを交換して容量を気にせずに済むPQI Air Cardなんてのもあります。他にも数種類あるみたいですが。
私はEye-Fi Pro X2 8GBを長らく使ってますが、当初はK-7/K-5で、今はPENTAX Qに挿してます。代わりにK-5にはPQI Air Cardを必要に応じて使ってます。
なぜEye-Fiを追加せずにPQI Air Cardを追加したか?
単純に価格です。
Eye-Fi、FlashAir、FLUCARDなどは無線機能がSDカード本体に内蔵されている為、差し替えて使う場合は別に新たにカード自体を購入しなければならない。FlashAirは比較的安い価格で買えるみたいですが、それでもやっぱり普通のカード以上の値段はします。今回登場した(まだ発売はされてませんが)『FLUCARD FOR PENTAX 16GB「O-FC1」』は一番高い!予価14,800円。
※あくまでも値段だけの単純比較です。
PQI Air Cardのいい点は普通のmicroSDHCカードを差し替えて使えるところです。SDカード型の本体内に無線機能を内蔵、そこにmicroSDHCを挿して使う。いわばアダプタータイプ。最初にベース(アダプター)部分だけ出費が嵩みますが、あとは普通のmicroSDHC買えばいいだけなので値段が抑えられます。PQI製に限らず他メーカーのmicroSDHCカードも使えますから自由度も高い。今後はこれだけでいいんじゃね?と思った時期もありましたが、現在はメインではSanDiskのExtremeを使ってます(笑)
SanDiskで言うとExtreme Proが最上で、プロの写真家の方々も多数使用しておられますが流石にExtremeの倍もするので手が出せませんね。Extremeでも充分だと思ってます。
撮った写真が消える…これ、キツイですよね。私も過去に経験しました。16GBのSDカード2枚分。写真にして数百枚が一瞬で!某問屋製オリジナルのSDカードで発生。以来、信頼性の高いSanDiskしかない!と。なので、K-5で撮る時はExtremeをメインで、iPhoneに転送する必要がある時だけPQI Air Cardに差し替えて撮ってます。実はEye-Fi Pro X2もカメラの電源オンにしたらエラーが出た時がありました。その時は一旦電源切って再度オンにしたら無事でしたがヒヤヒヤもんでしたね。
無線LAN機能を搭載したカードはメインがそれ(無線機能)で信頼性に関してはどうしても二の次になってしまうんですが、ここはユーザー側で理解した上で使わないとダメでしょうね。SanDiskが無線LAN機能内蔵のカード出したら最強なんじゃね?とは思いますが、残念ながら無線で飛ばす技術は持ってないでしょうから実現はほぼ無いでしょうね。
【2014/1/4 追記】ふとSanDiskのUSのサイトを見てたら…もう製品としてはあるみたいですね。「SanDisk Eye-Fi Wireless Memory Card」。特に記述はありませんが、名前からしてEye-Fi社との共同開発でしょう。無線機能部分はEye-Fi社に任せたって感じだと思います。ただ、ヨーロッパ、中東、アフリカの各地域の限られた国でしか販売は無いみたいです。【追記おわり】
無線で画像を飛ばせるってのは一度使うとその便利さが良く分かります。だから最近のカメラだとEye-Fi対応を謳っていたり、カメラ本体に無線LAN機能を内蔵してたり…そういうのが増えて来てますよね。
さて、今回注目している『FLUCARD FOR PENTAX 16GB「O-FC1」』ですが、無線LAN機能を内蔵したSDカードです。まだ発売されてなくて、各地で開催されているPENTAX K-3の体感&トークライブ参加者等から漏れ聞こえる程度の情報しかないですが…
FLUCARD自体は既に「FLUCARD Pro」という商品が発売されてます。私は今回のPENTAXの発表で初めてFLUCARDという名前を知りましたが。
で、そのノーマルのFLUCARDとFLUCARD FOR PENTAXは製品としては全くの別物です。『FOR PENTAX』と名前に入っている通り、PENTAXのカメラ(現状K-3だけ?)に対応したものです。私の勝手な予想としてはK-3以降に発売されるPENTAXブランドの「デジイチ(レフ機)」では同じように使えるようになるんでは無いかと思うんですがどうでしょう?
利点1)無線LAN機能が使える
PENTAX K-3自体に無線LAN機能はありません。代わりにカードスロットが2個搭載されてます。K-5II/IISまでは1個だったので無線LAN機能を使いたい場合はカードを挿しっ放しにするか、都度差し替えて使う必要がありましたがその手間が省けます。とは言え、FLUCARDにフルに対応したスロットは1個だけなので2枚同時にFLUCARDの全機能を使う事は出来ないんですけどね。ま、1枚あれば充分でしょう。
利点2)撮った写真をスマホやタブレットで見られる/保存出来る
1と連動しますけど、背面液晶よりも大きな画面で写真が見られますし、そのままスマホ/タブレットに転送出来ます。拡大・縮小も出来るんだよな?
利点3)スマホやタブレットでライブビューが見られる
カメラ本体の背面液晶でカメラのライブビューが見られますが、これをFLUCARDの無線機能経由でスマホやタブレットに飛ばせます。
利点4)スマホやタブレットからシャッターが切れる
3と連動しますけど、ライブビュー見つつそこからシャッターが切れる!ピントももちろん合わせられるよね?
2013年9月にSONYのレンズスタイルカメラDSC-QX10/QX100が発表された時に一瞬、「うぉ、これは欲しい」と思ってしまったけど、それと同等以上?の事をPENTAXがやってくれた!
常々iPhone並みのタッチ操作をカメラに搭載してくれないかなと思ってたけど、100%満足とは行かないまでも実現してくれたPENTAXに感謝!「並み」じゃなくてまんまそのモノが使えるんだから(笑)
冒頭で書いた「バリアングル」要望・・・に対する現時点でのPENTAXからの回答がこのFLUCARDによるライブビューな訳です。バリアングルどころか、それ飛び越えて離れた所からでもカメラが操作出来るようにしてくれちゃった!とは言え、本体内蔵のバリアングル液晶にも今回の回答ではカバーしきれない利点がある事は確かなんですが、厚み/重さ/防塵防滴加工などクリアしなきゃいけない課題はいくらでもあるんですよね。そこら辺はじっくりと考えていただきたいものです。楽しみですね。
私はK-3+FLUCARDライブビューの運用方法と言うか、マウント方法と言うかを考えたいと思います(笑)
実はもう既に結論はほぼ出てるんですけどねw そこら辺はまた別の記事で書こうと思ってます。
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