風景、街並、夜景撮影がメインの私にとって今までマクロとは縁の無いカメラライフを送って来た。
花や昆虫とか撮らないし、室内でのブツ撮りはもっぱらPENTAX Q + 01 STANDARD PRIMEを使ってるので、デジイチは外出した時に使うカメラだった。(注:私の中での定義 → デジイチ=レフ機)K−3を使うようになってから、撮るのがより一層楽しくなって外出しない時でも使いたいなぁ、と。
あのね、とにかく撮りたいのよ(笑)
まだK-3持ち始めて間も無いからかな?とも思うけど、これは時間が経ってみないと分からないよね。
それで、室内で撮るとしたら私の場合はブツ撮りしかない。接写出来るレンズ・・・マクロスか!
PENTAXの現行マクロレンズは3個。35mm、50mm、100mmとあるけど、どれも価格帯で言うと似かよったレベル。
50mmは持ってるレンズが画角的に被るので早々に除外。
35mmと100mmは画角で言うと全然違うけど、どっちも欲しいレンズ。特に100mmの方(smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR)は出た頃から気になってた。WRだしね。お金があったらもちろん両方買いますよw
けど、例によって金は無い。全額でローン組む余裕すら無い(笑)
本来の目的…室内でのブツ撮り = 接写重要。だと35mm(HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited)の一択なんだよね。マクロとは、被写体を大きく写せるものであって、それがイコール接写出来る、とは限らないという大前提。
マクロで接写も可能なのは上記3本で言うと35mm(HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited)だけ。50mmも100mmも使い方でどうにでもなるけど、マクロ以外の用途でも使うから画角で言うと50mmは前記の通り持ってるレンズと被る。100mmはそんなに使わない。最初から迷う必要なんて無かったんです!ね、色んな情報が取れるって言う事はそれだけ惑わされる事も多くなる訳ですw
さて、お金。
K-3 Premium Silver Editionで長期ローン組んでるから全額ローンは無理。何か下取りに出さねば…手持ちのレンズから出すしか無い。
ブツ撮りメインのPENTAX Qは外ではそのコンパクトさが重要な場面でしか使わない。レンズは01だけ残しとけば用は足りる。って事で03(FISH-EYE)、04(WIDE)、05(TELEPHOTO)は躊躇無くw決定。でもこれだけじゃ全然足りない!
Kマウントレンズも出さないとダメだな。smc DA40 Limitedはsmc PENTAX-FA43mmF1.9 Limitedがあるから出しちゃってもいいか。これでもまだ足りないんだよなぁ。
苦渋の決断でsmc DA21 Limited。HD版も出た事だし、元々私にはちょっと画角が広かったんだよねぇ〜と、無理矢理言い訳を出して自分を納得させる始末。これでようやく残りはカードで払えるレベルになった(もちろん分割www)
で、買っちゃいました!HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited(シルバー)。
HD版の登場により、ブラックとシルバーの2色展開になったDA Limited。K-3 Premium Silver Edition持ってるんだから、当然シルバーでしょ?って単純な理由でシルバーにしたのではございません。シルバーボディーに黒のレンズでもこれがまた合うんですよ。悩みに悩んだ末に選んだシルバー。
なぜ?
決め手は「赤いライン」。
リコー(イメージング)さんよぉ、なんで赤なんだよ?キヤノンじゃねーんだからさ!・・・ってのが正直な感想。
赤がリコーのロゴカラーだってのは百も承知。んな事言ったら、PENTAXだってロゴカラーは赤だぜ?にも関わらず、smc版DA Limitedは緑のライン。あれで良かったのに・・・
smc版とHD版での見分けでカラーの変更の必要性があったのかもしれないけどさ。なぜに赤?それならいっその事「玉虫色」にでもしてくれてた方が何百倍も良かったよ。いや、これ皮肉でも何でも無く、マジな意見で「玉虫色」ね。
黒のレンズだと赤いラインが目立つのよ。見た感じで。シルバーの方だと赤いラインが入っててもまだマシかなってレベル(※個人差あり)。こういう理由でシルバーにした訳。だから、私、今後もPENTAXの新レンズ、全部赤いラインが入ってるんだったら、黒以外の選択肢があれば「赤いライン」が目立たない方を選ぶよ。
ロゴカラー(コーポレートカラー?)が「赤」だから「赤いライン」って、そんなどストレートな事してどうすんの?RICOH、PENTAXってどっちもそんなつまらない会社(ブランド)じゃ無いと思ってたんだけどなぁ。GRとかK-3とかほんと捻りがあるもの出してるのにね。赤ラインだけ残念。
レンズそのものの質感や造りはLimitedシリーズ共通のもの。「物(もの)」としては多分、目をつぶって手探りで触っててもこのレンズだ!って言うのは知ってる人だったら分かると思う。が、写りに関してはこれまたカメラの機種と同じで、写った写真だけ見てもこのレンズで撮った写真だ!ってのはまず分からない。レンズもまた、「やっぱりこのレンズじゃないとこの味は出せないよねぇ〜」とか「このレンズはこのボケがいいんだよねぇ〜」とか何とか言ってる人達がいるけど、お前らほんとに分かってるのか?っていつも思う。写った写真だけを見て、どのレンズで撮ったものだ!って確実に当てられる人なんて世界中探したって誰一人いやしませんよ。INDUSTAR(インダスター) 61のようなごく一部の特徴的なレンズでさえ、特定の絞りで特徴が分かるような撮り方しない限り分からないんだから。写ったもの以外の情報が頭の中にあるからこそ、そう思わされてるだけ。
保護用にプロテクター付けるか付けないかも同じ事。付いてるか付いてないかなんて写真見ただけで分かりゃしないよ。大切なレンズだもん、私は絶対に付ける。このレンズにももちろん付けました。そうすると・・・プロテクターの厚みの分だけ上の写真の付属の専用キャップが押し出される形になるので外れ易くなるという弊害あり。なので私は嵌め込み式のレンズキャップ O-LC49に変えました。
私、マクロレンズって所有するのも使うのも初めて。
実際に撮ってみて・・・これ、すごいね。ボケが止まらない!(笑)
パンフォーカスにしようと思ってどんどん絞り込んでみたけど、最小絞りまで行ってもまだボケが残ってんだもん。
テストでF値を変えながら撮った以下一連の写真をご覧下さい。ISOは100。ピントは中央やや外れの「HD」の文字の辺りに合わせてます。ちょっと暗いな、やっぱり。K-3の背面液晶で確認した時はこんなもんかな?と思ってたんですが、私の場合、液晶の方を調整しないとダメかも。
※全てJPEG撮って出しをトリミング無しでリサイズ後、圧縮をかけてます。元画像をご覧になりたい方はこの記事の一番下にflickrにアップロードした画像のサムネールを付けてますので、そこをクリックしてご覧下さい。
F22
レンズ5本+αと引き換えに手に入れたこのレンズ・・・失うものもあったけど得るものも確実にあった。マクロ用途以外にも色々と使えるこのレンズ、買って良かった!
【flickr画像】
※サムネイルをクリックするとflickrにアップしてあるJPEG撮って出しの元画像が見られます。
F2.8 | F3.2 |
---|---|
F3.5 | F4 |
F4.5 | F5 |
F5.6 | F6.3 |
F7.1 | F8 |
F9 | F10 |
F11 | F13 |
F14 | F16 |
F18 | F20 |
F22 | |
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