長らく待ってようやく届いたDOMKE F-3X リミテッド・グレー。
これがヨドバシやビック等の正規品販売店やオリエンタルホビー、レモン社等のきちんとした並行輸入業者さんから購入したものだったら何の心配も無かっただろう。
ところが、今回私が利用した並行輸入業者はかなりいい加減だった。詳しくは前の記事参照。
いい加減なとこなので、送られてきた商品にも疑念を抱いた。
まず、箱を開けてみて飛び込んできたのがコレだ。
ハングル…って事は韓国から輸入したのか。なんか、嫌な予感。
もうこの時点でやられた、パチものか?と一瞬思ったのは事実。韓国で扱ってる全てがパチものという暴論を吐く気はないが、一般的な比率としてその可能性が無いとは言い切れない。
袋を開けてみて中身を確認。
パッと見は本物に見える。
非常に細かいとこだけど、「F3 SUPER COMPACT」の文字は透明なセロファン(?)上に印字されてる?
と、まぁここまで見た感じでは本物。正規販売店で買った他の手持ちのDOMKEバッグと比べてみても本物っぽく見える。
ただ、コットンキャンバスの生地が微妙に薄いのが気になった。マチ部分の厚みがあるので正確にノギスあてては計れないから指で表裏から挟んで触った感触でね。
ん〜、どうなんだろう?限りなく本物っぽいんだけどね。F-3Xはこれしか持ってないからなぁ。
って事でビックカメラで銀一取り扱いの正規品見てきた(笑) ブラック1個しか無かったけど。
まず、プラ製のバックル(口型)。
左側がビック店頭にあったもの。右側が私の。
店頭にあった方は「A.C.W. acculoc」って刻印がある。私のは無印、形状も若干違う。見た感じでは店頭にあったものの方が頑丈そう。
次もプラバックル(日型)。
大きさ形状はほぼ同じだけど、微妙に形が違う。
フラップ内側のタグ。
驚いた事に店頭にあった正規品も「F-3 SUPER COMPACT」って部分は透明なセロファン上に印字されてるようだった。ただ、見てお分かりのように字の並び方と「F-3」「F3」と表記が違う。
店頭 | 私の |
---|---|
F-3 SUPER COMPACT |
F3 SUPER COMPACT |
ん〜、ますます分からん!
ここがDOMKEバッグの難しいところ。だって、元々製品にムラがあるんだもの!(笑)
今やTiffen傘下に入ってるとは言え、DOMKEのバッグを製造してるのはアメリカ国内の複数の小さい町工場みたいなところ。だから工場によって多少の差がある。アメリカンだから多少の粗さもあるわけで、そこがDOMKEの魅力である事も確か。
店頭にあった正規品と比較した相違点も絶対に無いとは言い切れない違い。プラ製のバックルだって1社のものだけじゃ無いし、形状も製造時期や工場によって多少違う場合も大いにあり得る。タグの印字も製品名だけを後付け出来るようにセロファン状のものに印刷したものを製品毎に貼付けてる可能性もあるし。ちなみにF-2 30周年記念モデルはタグ自体に製品名が印字されてた。
結論 : 素人の私には判別不可(笑)
購入先がしっかりとしたとこだとこんな苦労はせずに済む(笑)
今回私が利用した並行輸入業者は最初から最後まで信用出来ないとこだったので、あれこれ調べてはみたけど結局真偽の確証は得られない。ま、いい勉強にはなったよ。どっちにせよこのまま使い続けるけどね。
並行輸入業者を使う場合はしっかりとしたとこを選びましょう。この記事の一番最初に挙げた2社であれば安心です。
今ではDOMKEバッグ専門の並行輸入業者もいくつかあるみたいで、中には「公式に偽物と判定された場合は返金+迷惑料として◯万円お支払いします」なんてとこもあるけど、これ絶対無理ですよ。「公式に」ってとこがキモ。公式に偽物と判定出来るのは日本だったら正規輸入代理店である銀一さんのみ。銀一さんが並行輸入品の鑑定なんてすると思います?並行輸入品買わないように!って言ってるとこが(笑)
あとはDOMKE(Tiffen)って手もあるけど、モノを送って鑑定してもらうなんてめんどくさい事出来ますか?費用もかかるでしょうし、交渉は全て英語です。その労力かけられますか?
安心したいなら銀一さん経由の正規品取扱店。並行輸入品だったら信頼のある業者さん。個人で輸入するならアメリカのB&HとかAdoramaとかAmazonってとこですかね。
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こんにちは(^^)ノ
私もグレーの並行物を持っています。
ネームプレート付属以外は同じだと思いました。
多分本物だと思います。(でないと私も困る)
海外で購入した私が持っている近年のモデルF-3XとF-4AFは全てF3(F4)と記されたシールが貼ってあります。
A.C.W. acculocの口型は初めて見ました。
以前F-3Xの偽物を見ましたが、明らかに本物とは違い酷かったです。
・滑り止めゴムが明らかに違う。
・生地が薄く腰がない。
・バックル、留め金具の形状が微妙に違う。
ドンケのバッグを見た事が無い人なら気付かないかもしれませんが、
F-2でも所有していれば分かると思います。
現在、堂々と売っている偽物品はDollice DR-621ですね。
シャア桜さん、コメントありがとうございます。
1)ネームプレートに関しては最近の(いつからかは分かりませんが)ドンケ輸入モノには付いてないらしいです。
2)色々と調べたり考えたり実際に使ってみたりしましたが、私も多分本物なんだろうなとは思います。購入先があまりにも怪しいとこだったので疑念が湧いただけです。
これだけ正真正銘の本物と見分けがつかないぐらいの偽物作るとこなんて無いだろうな、コストもかかるし…っていう結論になりつつあります。
3)シールの情報ありがとうございます。本物でも細かい部分はバラけてるのがドンケですから判断が難しい場合がありますね。
4)明らかにパクリの偽物だって分かるモノはいいんですが(良くないかw)、中にはドンケのタグが付いてるのにも関わらず偽物ってのが存在するようなので不安になった訳です。
おっしゃるように3点が明らかに見て分かる違いの物は偽物確定ってとこですね。
付け足すと、
・滑り止めゴムが明らかに違うものはバッグの根元から出てる方のストラップ(輪っかの方)の裏側にまで滑り止めゴムが付いてるらしいです。本物は付いてません。
・バッグの根元から出てるストラップの生え際(?)が偽物は位置が違うようです。本物より下の方から出ているらしい。