投稿日   : 2015年1月18日 
 
最終更新日 : 2015年1月18日 
 

ProMediaGear BOOMERANG FLASH BRACKET:縦位置でのフラッシュ撮影用

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長らく縦位置でのフラッシュ撮影用の機材を探してきた私ですが・・・
縦位置でのフラッシュを考える(1)
縦位置でのフラッシュを考える(2)

ようやく現状での私にとっての最適解に到達しました。
と言うか、既に見つけて決めてたんですけど、購入するまでに8〜9ヶ月かかっただけ。(いつもの金銭的な問題w)

※この記事は本来「縦位置でのフラッシュを考える(3)」と付けるべき記事かもしれません。ま、副題としましょうw

私の選択基準(重要度順):
1)縦位置でも横位置でも対応可能
2)縦位置←→横位置の切り替えがスムーズに出来る
3)頑丈
4)カメラに取り付けた時に出来るだけコンパクトになるもの
5)見た目
6)価格
こんなところでしょうか。

最終的にたどり着いたのが、ProMediaGearのBOOMERANG

ブ〜メラン♪ ブ〜メラン♪♪・・・(分かる人は多分同じ世代かもw)

このビデオを見れば一発でどんなものか分かります。

おそらく現在市販されてるフラッシュブラケットの中で、縦・横位置の切り替えが最もスムーズに出来る製品では無いかと思います。(※縦でも横でもフラッシュがきちんとレンズの上側に来るモノという意味で)

【Boomerang Flash Bracket単体】
pmg_fb_front_4571  pmg_fb_back_4573
pmg_fb_4552_front_p  pmg_fb_4553_back_p

右下手前に見える2本のロッド+真ん中のネジを介してカメラに取り付けたプレート(アルカスイス互換)に取り付けます。
pmg_fb_under_4572

カメラに取り付けたプレートに装着したところ。真ん中のネジでしっかりと固定されます。
pmg_fb_k-3_joint_4560_CR  pmg_fb_k-3_joint_4569
pmg_fb_k-3_under_4570

ハイ、ここで出てくるカメラ側に付けるプレート。CanonNikon向けには様々な機種用に専用のプレートが用意されてます。PENTAX用の専用プレートは当然ながら無い(笑)ので、Universal Bracket Plateを使います。
35_100_8_4s_4523_K-01

昨年末(2014年末)書いた記事「PENTAX K-3 + D-BG5 に汎用Lブラケット」にも登場してますけど、あの記事で書いてた「最大の目的のブツ」が今回書いてるBoomerang Flash Bracketの事です。

世の中に数多あるフラッシュブラケットと、このBoomerang Flash Bracketの違いは、その拡張性にあります。プレート+アタッチメントという方式を採用してるので様々なアタッチメントを取り付ける事が可能。フラッシュブラケットに『しか』使えないという類の製品では無く、フラッシュブラケット『にも』使える。ここら辺の拡張性は私の選択基準には無かったけど、「もはやこれ以外に無い」と思わせるに十分値するポイントでした。

おかげで当初より大幅に買うものが増えてしまいましたw ほんとはBoomerangだけが目的だったものの、汎用Lブラケットだとか…

PENTAX K-3に付けた場合、こうなります。
横位置の時はそうでもないけど、縦位置にすると結構な高さになります。
pmg_fb_k-3_4556_p_CR  pmg_fb_k-3_front_4558_p_CR
pmg_fb_k-3_front_4561_CR

フラッシュを取り付けると更に高く…
pmg_fb_k-3_back_4562_p_CR  pmg_fb_k-3_front_4563_p_CR

横から見ると大きさが際立つかな(フラッシュ無しの状態)。
pmg_fb_k-3_right_4557_p_CR

私の選択基準の
4)カメラに取り付けた時に出来るだけコンパクトになるもの
というところからはちょっとハズれるけど・・・

他の部分が優ってるので良しとしました。
これを見ちゃうと、他のフラッシュブラケットって一体何なんだろう?という思いにさえなってしまいます。

とにかく、使う事を優先に各部がデザインされてるんです。
・カメラを右手に持ったまま、左手一つで縦位置にも横位置にもスムーズに移行出来る。
・フラッシュ取付部やアーム部はネジを外して位置の調整が出来る。
・アーム部分のテンション(縦←→横切替時の回転の硬さ)の微調整が出来る

現時点では私はこれより納得の行くフラッシュブラケットを見たことがありません。これで当分はフラッシュブラケットで私の興味を惹くモノは他に無いだろうなぁと思います。

Boomerangは縦グリ付き用と、縦グリ無し用があります。ですが、実はどっちでも使えます。
縦グリ無し用を縦グリ付きのカメラに、縦グリ付き用を縦グリ無しのカメラに、それぞれ付けられます。

両者の違いはその形状にあります。
左:縦グリ付き用、右:縦グリ無し用
PMG_Boomerang_with_Grip  PMG_Boomerang_without_Grip
縦グリ付き用は、縦グリを握った時にシャッターボタン等を押す指が干渉しないようにその部分を避けて丸みを帯びた形状になってるのに対して、縦グリ無し用は直線になってます。

正面から見た場合は、高さが違います。
PMG_Comparison
縦グリ付き用は、縦グリの分だけ高くなってます。

コンパクトさという点では、縦グリ無し用の方がコンパクトです。
この辺は私は散々悩みました。操作性を若干犠牲にするかコンパクトさを犠牲にするかの二択。

私の場合、Boomerangを使うのは縦グリを付けた時の方が圧倒的に多い…と言うか、多分縦グリ無しの時に使うことはまず無いので高さを我慢して操作性を取りました。買ったのは縦グリ付き用。

基本価格は縦グリ付き用/無し用で同じなんです。ただ、この手の製品としては高額な部類になると思います。ちょっと高いかなという感じはしましたが、他に無いモノなのでそこは妥協しました。Black Fridayのセールで15%引きになったし、更には本来はオプション品のハズだったブラケットスタンドがタダで付いてくるというサプライズもありました。
※注:元々タダで付いてくるものなのか、Black Fridayのセールで特別だったのか、はたまた私がいくつもの製品を同時に買ったのでオマケで付けてくれたのか…は定かではありません。明細には「Free」の記述がありました。
PMG_Bracket_Stand
その代わりに、本来必要であるはずのサイズのレンチが同梱されてなかったってのがありますがw 本数は合ってるんだけど、同じサイズのが2本あったりとか。まぁ、ProMediaGearはアメリカの会社なので、そういうところは大雑把なアメリカンらしいw

あと、Boomerangの特長として、アーム部分のカラバリというのがあります。他社のフラッシュブラケットではまず見かけない。標準の黒以外に4色用意されてます(黒以外は追加で$12.50かかりますけどね)。
PMG_Boomerang_5-colors

届いてから暇がなくてずっと使えずにいましたが、先日使う機会があったので早速使いました。

感動!
いや、これ便利だわ。人混みの中でも縦・横の切り替えはスムーズに出来るし、カメラを手にぶら下げてる状態でも切り替え出来る。構造もしっかりしてるので意図的に壊そうと思わない限り壊れないだろ?ってぐらいの頑丈さ。カメラをSpider Holsterに逆さ吊りにも対応。
ただ、取り回しには気を遣う必要があります。特に縦位置のポジションにした場合は高さが相当あるので、人混みの中で他の人に当たらないようにとかね。慣れればどうって事無いです。
 
 
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