カメラ用のストラップ。最近では昔ながらの首掛けストラップに加え、斜めがけストラップも徐々に見かけるようになってきた???
私自身に関して言えば、2010年初めからずっと斜めがけストラップを愛用してるけど、私の見る限りではまだまだ昔ながらの首掛けストラップしか見かけない。斜めがけは認知はされてきてるけど、いまいちメジャーにはなりきれてない印象。便利なのにね。もちろんどちらも長所・短所はあるわけで、人それぞれの好みで全然構わないとは思う。
さて、そんな斜めがけストラップだけど、認知度を高めるきっかけになったのはおそらく米国 BlackRapid社の斜めがけストラップでしょう。
[2009年当時の映像]
当時(2009年末)これを見て、「おお!!!これだよ、これ!こういうの欲しかった!」ってすぐ発注した(笑)
当時日本で買うとすると、オリエンタルホビーさんが輸入代理店をしてたけど、少しでも安く手に入れたいのでBlackRapidに直接注文。今では量販店とかにも卸されてるから入手は楽になってるみたいね。
2010年、年明けに届いて以来ずっと使って来た。
斬新だったのは、カメラの三脚穴を利用して逆さ吊りにしてしまうところ。
構造が分かってしまうと、「何だ、こんなの自作出来るじゃん!」って人達もいて、事実ストラップにそんなにお金をかけたくない人達は似たようなパーツ集めて自作してた。私は面倒くさがりでその上不器用と来てるから素直に買った(笑)
最初に買ったのはRS-5。今はCargoって名前になってる。
Cargoの名前が示す通り、ストラップのパッド部分に色んな小物を入れておける。
iPhone3Gを入れる為にRS-5にしたけど、結局iPhoneにケースを付けたら入らなかったので失敗。当初の目的が達成出来ず、ゴツさがあだになってしまった。あと、カメラにクイックシューを付ける時にいちいちFastenR-2(リング付きネジ)を外してクイックシューを付け、終わったらまたFastenR-2に付け替えって事をしていて面倒だった。
そこら辺はBlackRapidも認識していたらしく、FastenR Tripod(FR-T1)というものを出してくれた。
これはマンフロットのRC2タイプのプレートのネジを交換するもの。マンフロットのプレートに標準で付いてるネジもリング式だから換える必要無いんじゃね?(笑) いやいや、そんな事は無い。FR-T1の方が造りは頑丈。標準のネジでも使えるけど、逆さ吊りにした時の強度に関してはちょっと心許ない印象。
[標準のネジ]
[ネジ交換方法]
これが出たおかげで私はそれまで使ってたベルボンのクイックシューからマンフロットのに一式変えた。
ストラップの方もゴツいのが嫌だったので、今度はスリムで機動性も高いRS-Sport2に変更。こちらも名前は現在Sport Slimに変わってる。
BlackRapid以降、各社から色々と「斜めがけ速写ストラップ」ってカテゴリーになるのかな?が雨後の筍の如く出て来てるね。単純なパクリからBlackRapidには無い機構を追加するだとか、様々。
OPTECH Utility Strap – Sling
JOBY UltraFit Sling Strap
SUN SNIPER
luma labs cinch
diagnl Ninja Strap
この他にもいくつかある。
BlackRapidも基本の機構は変えず、様々なバリエーションを出してる。
私は、BlackRapidのストラップをずっと使い続けるつもりでいた。他社のはどうせ真似だし、機能性やデザインはBlackRapidの方が優れてると思ったから。
ただ、世の中は何が起こるか分からない(笑)
首掛けストラップやショルダーストラップ、昔からあったものは今では定番化してるけどデザインや素材のバリエーションぐらいしか増やせていない。これからも無くなる事は決して無く、定番はずっとそのままなんだろうなと思う。
斜めがけ(または、たすき掛け)は徐々に浸透しつつあるけど、これも基本的なところは似たり寄ったり。主流にはなってないけど、徐々に浸透していくんだろうと思う。
これらの他にも最近は(と言うか、私が単に知らなかっただけだけど)今までに無い新たなカメラの身に付け用器具が出てる。けど、長くなってしまったのでこれはまた別記事で…