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PeakDesign、カメラバッグ出したってよ(2)

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あっという間に年が明けました。2016年。
昨年(2015年)は1.5記事/月ぐらいのペースになっちゃった。いろいろあってなかなか書いてる時間が無く…年末になって、私には無理だと一時は諦めたiPhoneを使っての記事書きの補助が出来るような環境を模索したり。これもいろいろとやり方があるんだよね。私、技術者として生計を立てているものの、面倒臭い事が大嫌いという致命的な欠陥を持った身なので、ソフト(今やアプリと言った方がいいのかな)を使いこなすという事が無く、マニュアル等読まずに出来る範囲でしか使わないんですよ。プライベートだったらそれで別に何の問題も無いですけど、仕事でさえ、MS Word必須とかなると発狂しますw あれを使いこなせる人は尊敬しますw

長文を書く時はもっぱらテキストエディタを使用。これも、リッチテキストは大嫌いで、必ずプレーンなテキストが扱えるもの限定。近年、ある界隈ではMarkdownという記法が流行ってるようですが、未だに利点が分かりませんw わざわざあんな書き方せんでも、タグで書けばええやん!

で、MacとiPhone両方で書いたり編集出来たり、同期を取ったり。手持ちのアプリを組み合わせて使えば結構出来る事を発見!新たに買い足したのもあるけどw
これらを有効に使って行こうかな…と思っている(思ってるだけw)今日この頃。


ちょうどいい時期なので、新年一発目はこの記事から。

毎年恒例、Peak DesignのKICKSTARTERプロジェクト。昨年(2015年)はカメラ用ではあるけど、普段使いも出来るメッセンジャーバッグがメインだった。その盛況ぶりは以前の記事でも書いたが、最終的には目標額10万ドル(約1,200万円)に対し、なんと486万9,472ドル(約5億8,400万円)!!!もの出資を集めた。

全世界で17,029人が出資。単純計算で17,000個強のバッグが2ヶ月間で売れた。

断言しよう…これほど短期間にこれだけの数を売り上げた(カメラ)バッグは他には無い。KICKSTARTER史上では2番目に成功したプロジェクトで、バッグでは1番だというのをどこかで見た気がするけど、ソースを失念(プロジェクトのコメント欄かUpdateだったような気もする…)。

事前に実物を見た方々はアメリカとかオーストラリアに若干居たけど、ほとんどの人は写真やビデオを見ただけで購入を決めた。凄いよね。

当初予定ではクリスマスの時期頃に出資者全員の手元に届けるとのアナウンスをしてた。

ところが、2015年10月30日(金)の朝、Peak Designからアップデートメールが届き、200個のバッグのテスト出荷を行うというアナウンスがされた。

香港・シンガポール・日本の出資者の中(サーベイまで記入済みの方々限定)からランダムに200名を選び、11月初めの週に発送するとの事。

なぜこのエリア限定?
Peak Designが契約してる倉庫は全世界で4箇所。ロサンゼルス(アメリカ)、トロント(カナダ)、ロンドン(イギリス)、香港。今回のThe Everyday Messenger、製造はベトナムにある工場。そこから一番近いのが香港で、当時そこにだけしかモノが無かった。

私もこの時期までにはサーベイ記入を完了させてたので、当たるかな?と淡い期待。

結局当たらなかったみたいで…一瞬、「Your Peak Design Order Has Shipped! 」なんてメールが11月2週目に来たから、「おっ!当たったか?!」って中身見たら、一昨年(2014年)のKICKSTARTERの時に注文入れといたShellだったというぬか喜びがあった。あれ、シェルはもう少し早い時期に来るハズじゃなかったっけ???というぐらいの感覚だったので、The Everyday Messengerが早く来ようが、クリスマスの時期に来ようが大した違いは無い。何がなんでも早く手に入れたいわけでは無かったし。

KSのコメント欄にはまともにUpdate読んでないだろ!って方多数からのコメントがあったり。どこの国でも自分勝手な人は居るもんで。そんな事を思いつつ、私は気長に待ってました。

途中、海外のショップでKSの時の価格とほとんど変わらない価格で注文を受け付けてたところがあったり、出資者に届くよりも先にどこかのショップに注文したものが早く届いたりという細かな事があったりもした。当然Peak Designに対して文句を言う人達が居たり。
確かにPeak Design側のミスも多少はあったみたいだけど、そういう事も含めてのKICKSTARTERだと思って無いとダメなんじゃない?って私は思った。Peak Designもきちんと対応してるし。

そんな中、12月二週目に出荷通知メールが届いた。例によって香港ポスト経由で発送。いつもの事だけど、香港ポストのトラッキングは全くあてにならないので、まぁ1週間ぐらいで届くだろうな。
配送状況は日本郵便のEMS配達状況から確認出来ます。香港で集荷されてデータ登録がされた時点頃から前記のページで確認出来るのでもっぱら日本郵便の方を利用。

で、届いた荷物は3個口。
PD_EDM_packages_5251p
これ全部まとめて来たから私は特に困らなかったけど、人によってはバラバラで届いた人も結構居るようで。注文したものが全部来てないとか、いろいろとKICKSTARTERプロジェクトのコメント欄に書き込みがあった。通知メールは1通でトラッキングナンバーも一つだったからね。私も届いた時ちょっとビックリした。

Peak DesignはThe Everyday Messengerを入れる為の特別な袋を作ったのに…
(バッグの色によって違う。チャコール版の袋は黒。)
PD_EDM_package_5252

税関検査で中身確認の為に切り裂かれて、再度閉める為に透明テープが貼られてた。
PD_EDM_Bag_inspected_5254
こんなんじゃ袋は捨てるしかない。余計なものに資金使っちゃったね、としか言えないな。Peak Design側は発送するとこまでは考慮してたけど、税関検査で中身開けられるとこまでは考えが及ばなかったんだと思う。倉庫と同一国内への発送だったらこんな状態にはならないけど、海外(外国)に送る場合は必ずこうなっちゃうからね。

これ、一歩間違えれば確実に中身にキズが付くよ。袋の中にThe Everyday Messengerがそのまま入ってるから。
PD_EDM_package_open_5258
幸い私のは無傷だったけど。ま、日本だったらそこら辺は気を付けるだろうけど、丁寧じゃない国とかはどうなんだろうね。

色はHeritage Tanの方を選びました。Charcoalも良かったんだけど、とても二つは買えない。二者択一。散々悩んだ挙句、タン色を選択。決め手はステッチの色w 黒系に赤っていう、ありがちな配色が嫌だった。カメラ関連のメーカーで言うとキヤノン、ニコン、マンフロット等でも採用してる配色だから。PENTAXもHD DAレンズで赤リング採用しましたけど、あれ嫌だったんだよね〜 ⇒ そういう声が多かったのか、一時期に発売したレンズ以降に新規に出すレンズは緑リングに戻しましたからね。チャコールでステッチがタンの方のブルーだったら、チャコールを選んでましたw
PD_EDM_front_5259
実際に手にして思ったのが、想像してたものより小さいな。もうちょっと大きいかなと思ったけど、結構ちょうどよいサイズだったのでこれはこれで良し。横幅は私が通勤で使ってるTimbuk2のクラシックメッセンジャーMサイズとほぼ同じだけど、高さはThe Everyday Messenger(以降EDMと表記 → EveryDay Messengerの略。決してElectronic Dance Musicの略では無いw)の方が高い。背面(体と接触する側)にはPC保護用のパッド等が配されてるので、ドンケやTimbuk2のバッグのように体に纏わりつくような感じでは無く、形はある程度キープするような感じ。もっとも、何も中に入れてない状態での感想なので、カメラ等詰めた場合どうなるのかは現時点では不明。まだ持ち出す機会が無いから詰めてさえいない。写真撮る為だけに詰めて試してっていう時間も無いので、そこら辺は追々。

Captureを付けるとこんな感じ。
PD_EDM_Capture_5317  PD_EDM_Capture_5319
Captureに標準で付いてるネジで大丈夫です。別売りの長ネジに交換する必要はありません。

バッグの左右両側に付いてるので、どちら側にでも装着出来ます。
PD_EDM_left_5268  PD_EDM_right_5266
ただし、この斜めの部分、上から半分ぐらいの位置から下はバッグ本体に縫われてます。なので、Captureに限らず、何かを通す場合は上側半分程度の範囲になります。


【MagLatch™】
閉める部分です。
PD_EDM_MagLatch_5259  PD_EDM_top_open_5272
PD_EDM_top_open_5271
留め具は4個付いてます。

以下はバッグ側面から、各留め具で閉めた場合。一番上の写真(1)が一番下の留め具、そこから順番に(4)が一番上の留め具で閉めたところ。※三脚の脚が写り込んじゃってますが、気にしないで下さいw

(1)

(1)


(2)

(2)


(3)

(3)


(4)

(4)


【スタビライザー】
バッグの両側にはスタビライザーが収納されてます。
PD_EDM_stabilizer_left_5268  PD_EDM_stabilizer_right_5266

必要無い場合は上図のようにしまっておけばいいし、必要な場合は引っ張り出して使います。
PD_EDM_stabilizer_01_5309  PD_EDM_stabilizer_02_5310
ただ、これねぇ、一旦引っ張り出しちゃうとしまうのがちょと手間取ります。器用な方はそうでも無いのかもしれませんが、私、不器用なので ← これを自分で言っていいのは高倉健さんだけだ!って芸能人の誰かがテレビで突っ込んでましたけどw(意味違うしwww)

PeakDesignのサイトにもありますが、以下のようにスタビライザーの片方を肩ストラップに留める事も出来ます。
PD_EDM_stabilizer_on_strap


【取っ手】
天面にはしっかりとした取っ手が付いてます。これ、結構重要なんです。古いタイプのメッセンジャーバッグや、本当に自転車用途でしか使わないようなメッセンジャーには付いてないんですよね。
PD_EDM_top_loop_5265

私が愛用してるTimbuk2のClassic Messengerも、既成品(日本のTimbuk2を扱ってるショップ等で売られてるもの)には取っ手が付いてません。本家のカスタム(セミ・オーダーメイド)ではオプションで付ける事が出来ます。日本で売られているもので取っ手が付いてるのはLaptop Messengerという別シリーズ(大抵Classicよりも若干高い値段)です。

【訂正追記2016/2/20】
もう4年も前の話なので私自身が勘違いしてました(^^;
私が使ってるのは『Laptop Messenger』カスタム版でした。私もおぼろげにおかしいなとは思ってたんです。と言うのは、現在(2016年)オーダー出来るLaptop Messengerのカスタム版はフラップが単色のみなんですね。私が持ってるのはClassic Messenger同様の3色フラップです。ちなみに、2012年のもの。当時の注文確認メールを見たらCustom Laptop Messengerになってました。

最近のClassic Messengerには標準で取っ手が付いてるみたいです。ただ、ストラップ部分と同素材で幅が狭いものなのでペラペラ。取り敢えず付いてます的な感じ。Timbuk2のバッグは同じ製品名でも色々と細かい部分が変わってたり、改良されてる場合があるので、購入する時期によっても違います。

Laptop Messengerにはパッド入りのしっかりとした取っ手が付いてます。
【訂正追記おわり】

Timbuk2は日本の代理店がヤル気無いのか(⇒最低限の手間で売りたい)、はたまた本家との取り決めで出来ないのか、一部の例外(⇒https://timbuk2.jp/news/2015/11/13/59/)を除いてカスタムの受付してないんです。

この取っ手、例えば、ちょっとおカタいビジネスの場ではあった方がいいし。朝のラッシュ時のギューギュー詰めの満員電車に乗る場合でも、取っ手を持って下に下げてれば多少でも緩和出来ますよね → 混んだ車内で肩から掛けたバッグを体の前面(腹のあたり)に持ってくるよりも、取っ手を持って、より下の方に下げれば若干スペースが出来るでしょ?まぁ、そんなの気にしない人、あるいはそういう掛け方にしてもバッグ分のスペースを取らないほど細身の方だったら何とも思わないのかもしれませんが…腹が出てるおっさんの場合は気になるんだよッ!w


【止水ジッパー】
雨の時など、普通のジッパーだと金属の脇の生地部分から水が染みたりしちゃいますけど、それを防いでくれるジッパーです。
PD_EDM_top_zipper_5262  PD_EDM_top_zipper_5263
あくまでも、閉めてる時にだけ効力を発揮するパーツです。開いてたらそこから水が侵入するのは当たり前。

よく居ますよね、背中に背負ったり、肩から掛けてるバッグでジッパー閉めてない(閉め忘れてる?)人。中には横着して背負ったまま後ろのバッグのジッパー開けて何かを取り出し、その後本人閉めてるつもりなんだろうけど閉まってない人とか。危ねーなーっていつも思う。


【底面】
汚れが付いてもサッと簡単に落とせる & 水も染み込まないような素材で覆われてます。
PD_EDM_bottom_5267


・・・と、まぁ、The Everyday Messengerのファースト・インプレッション的な記事になりました。

ほんとはもうちょっと書く事があるんですけど、今日アップしないとまた一週間後とかそれ以降になってしまうのでこのままアップします。

【現時点での私の結論】
普段使いには使わない。あくまでも、カメラバッグとして使います。
普段使いにはこれまで通り、Timbuk2のClassic Messengerカスタム版を使います。

理由は、しなやかさが足りない…この一点のみです。荷物があまり入ってない時でも肩からたすき掛けにした時に、バッグ自体が体に纏わりつくようなしなやかさがあるかどうか。Timbuk2はナイロン生地1枚(厚さは多分1mmも無いと思います)で保護性能はほぼありません。対してThe Everyday Messengerの方は生地自体もTimbuk2より厚みがありますし、薄いけどパッドが入ってるのでそれだけしなやかさが負けるのは当然ですね。

通常の見方では、The Everyday Messengerはカメラバッグとしては保護性能が足りないように見えるけど、普段使いにしては型が整い過ぎている。 ← こんな書き方すると、なんて中途半端なバッグなんだ!って思ってしまう人も居るかもしれませんが、あくまでも私の使用用途からすると、そうなるだけです。私、通常のカメラバッグのゴツゴツした如何にも保護してまっせ!ってタイプは嫌いですから。

人それぞれで感じ方は違うと思います。

さぁ、Peak Designの日本代理店、銀一からはいくらで登場するんでしょうかね?間違いなくボッタクリの価格で出して来るとは思いますが…ある意味、楽しみw
 
 
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